明日、いいなー、と思っている子と遊ぶことになっている。
なっているのはいいが、僕は、遊ぶ、ということがよく分からなかった。
また、元々は今日、僕の家にその子が来ることになっていたけれどドタキャンをされたから、
そのことをどう捉えれば良いのか、それも分からなくなっていた。
パニックになった僕は、大人になったのに恥ずかしいけれど、母に電話をかけて相談をした。
母に電話をさせてもらい、状況の整理を手伝ってもらった。
母は、
イライラしてしかるべきだけど、そこまで深刻なことはされてはいないよ。
僕に落ち度はないけれど、怒り続けはせずに、
切り替えて許してもいいことだと思うよ、
とそう言われて、なるほどやはりそうか、と思った。
以前は自分の怒りにも鈍感だったけれど、
いざ感じた後にはどうしたらいいのか、
僕は分からなくなってたいたのだと思う。
怒りを感じ、怒っていることは伝えて、
それでも怒り続けはせずに許す。
怒りを感じれたこともなかった僕には、
そんな当たり前も初めての経験だった。
初めて感じた怒りに対しての対応方法については考えられたから、
今度はよく分からない「遊び」について、考えることにした。
「遊び」が何をすることなのかは分からないけれど、
その子と会いたいなー、って気持ちは僕にもありそう。
けど、いざ会うと、何したいかも何言いたいかも自分の中に見つからなくて、
言葉を発せなくなる。相手も困る。
僕は直接的にわるいことをするわけではないから、
あなたはわるい人だね、とはならない。
ならないのだけれど、
あなたはいい人だよね、と、それだけ言われて人といられなくなっていく。
わるい人なんかよりタチが悪いのではないか、とすら思う。
考えていると、
その子と会いたいな、という気持ちも消えてしまいそうになる。
僕には、自分はひとりでいてこれをすることが楽しいー、
もないし、
うるさくてこれがいやだなー、とかの嫌いなもの
もない。
人といたい、けど人といて何をどのタイミングで何をしたらいいか、分からなくて。
僕は、会う約束をドタキャンされて不機嫌さを表現して、
僕は、それでもなお明日は会いたいと言う
どんな顔を用意していけばいいのか、
会うこともどんどんと怖くなってはいくけれど、
もう、自分から人から離れていくことを繰り返したくなんてなかった。
もう、いい加減にこの人生を変えたくってしょうがなかった。
とにかく、明日は会うことに決めた。
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