昨日、トイレで手を洗ってたら、
隣で手を洗おうとしてる男性が自動水栓のやり方が分からずオロオロしてたのを見た
耳からの情報を受け取るのが難しい人なのか、
いつもと違う状況にパニックになってるか
僕は判断ができなかったから、
手を隣の自動水栓の近くに近づけて水を出してあげた
その男性はこちらに一切目を合わせず、
ありがとーござます、と小さな声で言ったから、
僕は、いいえー、とだけ軽く言った
彼はこちらをちらっとだけ見てトイレを出て行った
僕自身に障害がなく、どうしたって苦手なことがある、ということの理解が持てていなかったら、
せっかくやってやったのに目ぐらい合わせろよ!
って傲慢に思っていたのかもしれない。
でも僕は、目を合わせることの苦痛と困難を知っている。
もし僕が障害を持っていなかったら、
どんな風に相手にやり方を伝えてあげるのがいいの?
相手が目を合わせないのは失礼なんかじゃないかもしれない
そんな風には考えることができなかったかもしれない
その視点は僕の障害が僕にくれたものだ
障害よ、ありがとう
そんな風には考えることができるほど僕の器は大きくない
だけど相手が何かに苦手な素振りをした際に
いやそんなこと普通できるだろ!
なんて暴力的なことを言わないでいられるのはいいな
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