230727_29歳から経験を積み重ねることの困難_その①

会社での試行錯誤の記録

僕は29歳でADHDを診断された。
それまでは脳内多動により、
思考がまとまらず、記憶の整理もできず、
仕事もできない、経験も積み重ならない時期を過ごしてきた。

今、服薬をして脳内多動は和らぎ、
仕事の作業がすこしずつでき始め、
経験も僅かながら積み重ねはじめている感覚がある。

だけれども、
社会人になって6年目の僕は、
新卒の人並みの経験のなさから今をはじめている。

そのことの困難をとても感じている。

職場にいる経歴5年目の先輩は、僕より1つ年下で、
そしてとても仕事ができる。
僕は仕事を覚えはじめて2ヶ月目。

この差はとても大きい。
プライドなんてもっていたら、
とてもじゃないけど働き続けられない。

だから、
不愛想で不器用な僕は
愛嬌とひたむきな姿勢を意識して見せていく必要がある。

ASDを抱え無意識にコミュニケーションを学べない僕は、
愛嬌とは何か、具体的にどうすることで愛嬌を見せたことになるのか、それを考え言葉で整理することがまず必要になる。

愛嬌も、場面により異なってくるけれど、
男同士の会話における愛嬌は、
プロレスにとても似てるとだと思う。

男同士の会話の多くの割合を占める、
いじるいじられるのコミュニケーションは
・相手のいじりを受けてダメージをくらうリアクションをしっかりとする
・だけど、心からのダメージは受けてないよ、ということも表現する

この2つが大事で、
前者がないと、
プライドが高く面白みもないとみなされ、
後者がないと、
弱い人間だとみなされ評価が下がる

相手の技をしっかりと受け切り、
そしてリアクションもしつつも立ち上がる、
まさにプロレスみたいだと思う。

今日も社長がアニキ先輩に、
たまに現場について行ってやれよ、抜き打ちで行って現場とコイツに喝を入れてやってよ、
と笑いながら言ってきたので、
男同士のつつき合うコミュニケーションだと最近理解した僕は、
きてくださる安心感と緊張が同時にきてめっちゃ複雑です!
としっかり受けつつ笑って答えた。

以前の僕なら、
ただひたすらに顔を強張らせて、
それを見て相手の顔も強張らせてしまっていたと思う。
これはまあ成長だろう。

ASDを抱える僕は意識しないとコミュニケーションを学べない。

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