今日、僕は友だちと会ってきた。
サングラスをかけたまま、会うことを決めていた。
今までだったら光の過敏対策のためにつけているサングラスも、
友人と会う時にはつい外してしまったと思う。
僕は僕の抱える障害を隠そうとしたと思う。
でも今日は、サングラスをかけていた方が楽だからかける、それだけのこと。
自分が我慢したら相手に余計なことを考えさせないで済む、
そんな理由で今までだったら体に無理をさせていただろうな。
僕はもう、そんなことはしない。
自分のために、そんなことはしない。
僕の友だちは、僕の発達障害を聞いても付き合いを変えないでいてくれる人で、
僕のサングラスを見て、
いいじゃん笑、とそう言ってくれた。
僕は、いいんだよなー笑、と返した。
実は光の過敏もあってさ、
そんなことすら友だちにはもう言わなかった。
僕は発達障害のカミングアウト済みの友人に対して、
光の過敏も抱えてることについて、
カミングアウトができなかったわけじゃない。
何を言っても、何があっても受け入れられるなら、
これ以上の説明はもはやしなくていい、
そう思ったから、それ以上はもう何も言わなかった。
僕が光の過敏があろうがなかろうが、
友だちは僕と変わらず接してくれる、
そう思ったから、なんの説明もしなかった。
その日は2人で学生の時みたいにデザインの話をした。
僕は楽しく、幸せだった。
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