231002_ 職場の社長に、僕の抱えている発達障害について改めて説明をした。

かめたのコツコツ発達日記

今日は、職場の社長に、
僕の抱えている発達障害について改めて説明をした。

結論としては、一般雇用で、
ここまで理解をしてくださる職場は、他にはないだろうな、と思った。

僕の職場の人たちは、発達障害について理解のある人たち、
というよりも、本当の意味でつよくて優しい人達なんだよな。

社長に話しかけた。
「すみません、通院の件で業務に支障を来たしてしまっているので、説明させてもらってもよろしいでしょうか。」

アニキ先輩から社長に概要は伝わっているのか、
社長はすぐに察してくれて、
「うん、椅子に座って。」と話す場をくださった。

僕は困りの全てを、社長に話した。
・日中の眠気の原因を探し学生の頃から色んな病院に行っていたこと
・ADHDの脳内多動が原因だと29歳の今ようやく分かったこと
・服薬し日中の眠気はなくなったが、代わりに夜寝られなくなり頭が働かないことがあること
・正解のない会話がとても難しいこと
・目を合わせると頭痛がしてよく逸らしてしまい失礼な態度を取って申し訳ないこと
・幼少期に高熱を出してして、他にも脳に障害がある可能性があること

そして、
・服薬の調整中のためまだご迷惑をかけてしまうかもしれないこと
・薬の調整が終わっても、全て解決するかは分からないこと
・障害者雇用ではないのに配慮をもらっていて、
 その上でも支障を来たしてているため、僕が働き続けてよいのか悩んでいること
・許されるのであれば、まだ働いていたいこと
全てを伝えた。

すると社長は、
「業務に支障を来たしていると言うけれど、かめた君はまだ大きな問題は起こしたことがないよ?
初めての作業でできないことはあるけれど、2度同じことができないわけじゃないし、問題は感じていない。
仕事をしてくれていて助かっている部分もあるんだよ?
それに、仕事のはじめたてはもう少し喋っていたと思うし、全く話せない人じゃないと思うんだよなー。
薬を飲んで、改善していくといいな!
それで、仕事の量は調整する?でもな、調整するって言ってもなー。」
と、社長は言ってくれつつ、すこし困っているようにも見えた。

仕事の量を減らすかどうかについて、困らせてしまっていることを感じたから、
「既に仕事の量は他の人と比べて調整くださっていることを感じて、ありがたいと思っています。
アニキ先輩とは、18時以降に無理をして残らないよう、明日のために早く帰り調整するなどして、まずは睡眠の問題を解決してみよう、と話をしています。
皆さんと同じレベルで仕事ができるようになりたいので、まずはできる範囲で調整してみます。」
とそう答えた。

もし、今の仕事量でも働けなくなったら、
その時はもう、一般雇用は諦める時だと思うから、
そんな風にも、内心では思っていた。

すると社長は、
「うん、分かった。
もし18時前でもつらければ帰って、翌日早く来るとか調整してくれてもいいし、
睡眠の調整とか大変だろうから飲み会は参加しなくても大丈夫だし、調整できたら参加してくれても、大丈夫だからな。
最近悩んでいる感じだったから、何に悩んでいるのか心配で、どうしたらいいか分からず困っていた。
だから、話してくれてよかったよ。また話してな。」
そう、社長は言ってくれた。

これはもう、発達障害者に合理的な配慮、
というより、人に対する心からの優しさ、だよな。

障害を特別視する印象すら受けなかった。

本当の意味でつよく、優しい人たちと仕事ができる、
これ以上の職場環境が他にあるだろうか、ないだろうな。

でもさ、この環境下ですら、僕はつらいんだよな。

人よりも持っていない僕が、
人よりも持っていて、つよく、真に優しい人達と共に仕事をする。

彼らは真剣に仕事をして、
仕事の後はみんなで飲んで笑い、また仕事に努める。
コミュニケーションを互いに取り助け合い、親密度を高めていく。

僕は、配慮をもらい、1人でいることを、許してもらう。
やりたいことも、やれることも、まるっきり違う。
とても、孤独を感じる。

だってさ、感覚が、まるで違うんだもの。
みんなが笑っている時に、僕はヘトヘトに疲れている。
みんなが頑張っている時に、僕は不安に押しつぶされそうになっている。

感想が、ことごとくズレるんだ、彼らとは。
同じようには話せない。

まるで、根本から、僕とは違うんだもの。

ここ以上によい環境はない、そのことの確認は十分にできた。
ここでもうすこし勤めてみて、そして諦めよう。

ここで勤められなかったら僕は、
一般雇用ではもう無理だ。

感覚のあまりに違う彼らと共にいながら、
1人だけ優しい配慮をもらい続けるつらさに僕は耐えられない。

僕は、真によわい人間なのだろうな。

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