弱い人って、できない人って、罵られて当然、利用されて当然、
って、思っている人が多いのかな。
怒られて、利用される経験が多かったから、
人のことを信じる、ということがまだ得意でない。
権利の主張も苦手。
けれど、この2ヶ月で優しい人達に会い、
人間として扱われている感覚を得た。
いたずらに罵られてる時には怒りも感じるし、
自分が利用されている時には不当に感じるようになった。
自分を大切に思えなかったから、
自分を守ることもできなかったのだろうな。
僕は発達障害を抱えている。
作業の得意不得意が大きく、社会との間に障害を抱えている。
それはただそれだけの事で、障害を抱えてない「普通」の人と、
根本的に違う存在であるというわけでも、「人間ではない」ということでもない。
だから、僕はこれから、
自分を苦しめない、僕に向いた生き方を探していきたい。
ありもしない「普通」を求め無理をするのではなく、
僕の得意不得意に合った生き方を、選んでいきたい。
そう、今思えているのは、発達障害をカミングアウトし、
障害を含めた僕を受け入れてもらえた経験をしたからだと思う。
特別扱いもされず、ただ凹凸のある人間として、受け入れてもらえたからだと思う。
そうして初めて、
「普通」の僕でもなく、
「できる」僕でもなく、
「障害者」としての僕でもなく、
ただの僕として僕を受け入れることができはじめている。
しばらくは職を失うことになる。
正直、不安はとても大きい。
それでも、得たものだってある、
そのこともしっかりと感じながら、これからも生きていこうと思う。
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