230630_職場で発達障害をプチカミングアウトをした時に気をつけたこと

医師への相談内容と服薬の経過観察

プチカミングアウト!とは言ってみたけれど、
元々はカミングアウトはするつもりがなかった。

先輩が、
今まではデザインの勉強がすすんでるー?と聞いてくれるたびに、
いやー、とにやけながら言って勉強をする余裕がないことを誤魔化してきた。
優しく面倒を見てくれる先輩にウソを言いつづけるのがどうしてもイヤで、特性の一部を半分は勢いで先輩に打ち明けたんだ。

でも、なんの理由もなく勢いで話したわけでもなく、
僕がプチカミングアウトしようと思ったのは、
カミングアウトしても問題ないかなー、と思える状況が整っていたからかな。
・服薬により特性が抑えられ仕事ができるようになりはじめていたこと。
・社長や周りからも仕事の評価をされはじめてきたこと。
・コンサータが効いてる間に目が合わせやすくなり、雑談や自然なリアクションができ周りの社員とも打ち解けはじめてきたこと。
これらの状況が整っていたから、もしかしたら信頼できる先輩になら、
ちっちゃくカミングアウトしてもいいかも、とそう思った。

基本的に発達障害を公開せず働いている人が発達障害をカミングアウトすることはデメリットの方が現状は大きいと思う。
それでも、ひた隠しにしないといけない、その状況が続くことの苦しさを僕は知っているから、この内容を共有いたしました。

僕が発達障害について知識を得て、当事者の方と話をしたこの2か月間で学んだことは、
発達障害だからできないことがあるんだ!配慮して!
といきなり言ってしまうと、失敗することが多い、ということ。

発達障害を抱えている人は、
発達障害の特性やそれにより生じる困りの理解がまずできないし、
関係性もできてない人にいきなり配慮を求められても、
いやなんで一方的に配慮してやらないといけないの?としか思われない。

だから、発達障害!というワードは使わずに、
発達障害のメカニズムや困りの話をメインにした。

発達障害という言葉に対する世間のイメージは残念ながら現状よくないから、
障害という言葉を使わずに、
どういう原因で、どういう困りが生じて、それは服薬に改善する!
ということだけを先輩には伝えた。

そして、説明をする際に発達障害って言葉を使わなかったり、
体の何かの成分が足りないだけ、とあえて軽めに表現してみたり、
発達障害だから自分はこの作業ができない、などとネガティヴなイメージ話さなかったりは話さなかったり、
発達障害だと判明し、服薬し、なんだかこいつ最近仕事ができてきたな、というプラスのイメージを持たれている時に伝えたり、
自分で調整していくだけなので今までと変わりなく接してくださいと伝わるようにしたり、
そこまで重いことじゃないんだよ、そして服薬することでこれからより仕事ができるようになりますから、そう伝わるように気をつけた。

それによって得られるメリットは、そうあるわけではないと思う。
つい寝てしまうことが許されるわけではきっとない。
ケアレスミスを、しょうがないね、と言ってもらえるわけではきっとない。

それでも、僕の抱える障害を、困難を、信頼してくれる人が知ってくれるだけですこし救われる

それだけでカミングアウトした意味は僕にはあるんだ。
丁寧にプチカミングアウトして今は後悔はない。

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