会社の人が優しかった。
先週の金曜、製品の新作発表会に行く途中、
僕は頭がフラフラしてしまい早退をしてしまった。
今日、会社の人になんて説明しよう、
発達障害があって〜、なんてオープンにするわけにもいかない。
僕は思ったことをつい言ってしまうから、
うまい理由を言える気もせず出社が怖かった。
出社早々、
元アパレル業界にいたアパレル先輩が優しく心配してくれた。
体調はよくなった?
と聞かれたから、えーと、はい。
と答えた。
心配してくれる優しい人にこんな内容でしか返せず落ち込む。
そしたらアパレル先輩が、
新作発表会の時のカタログだからよかったら見なよ、と
カタログを机に置いてくれた。
ありがとうございます、とだけ返せた。
社長がすこし遅くに出社して、
おはようございます、と挨拶した。
すこし落ち着いてから、社長に、
金曜は早退してすみませんでした、
と伝えた。
もう大丈夫なの?と聞かれたので、
はい、と答えた。
どうしたの?と聞かれたので、
僕は何度も体調不良を重ねてしまっていたので、
持病の薬の調節をしていて体調が今は整わず、
でも良くなると思います、とそう伝えた。
社長は、そうか、わかった、とだけ言ってくれた。
その後いくつかの作業についての指示をくれたが、
メールで参考資料を送ってくれたり、指示が具体的で聞き取りやすかった。
完全にクローズでやり切るつもりだったけど、
すこしずつ限界が来ている僕には、
そして器用ではない僕には、
思ったことをつい言ってしまうウソが下手な僕が、
発達障害を隠し切ることは出来なさそうで、
いつか会社を追い出されてしまうかもしれない。
それまではただひたすらに誠実に真面目に仕事をする。
つまらなくて、協調性のない僕のままでいいから、
とにかく仕事は集中してやる。
そう、1人外でランチを食べながら思った。
できることはしっかりやる。
というか、やりたいんだ。
できないことが沢山ある僕だから、
できることは精一杯やりたい。
これからどうなるんだろう、僕は。
きっと会社の人は僕の発達障害を知っている。
辞めさせられるまでは働こう。
社会から弾かれてしまうまでは続けよう。
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